活火山の3D画像 池田・山川
薩摩半島南端の池田湖周辺には、完新世に活動した池田カルデラやマール・溶岩ドームからなる火山群が分布しており、新期指宿火山群池田火山と呼ばれています。これ以前の更新世後期に噴火した火山は指宿火山と呼ばれています(3D地質図ではイタリックで示してあります)。 池田カルデラはおよそ6,500年前、鍋島岳は4,900年前、鏡池マール群の詳しい年代は分かっていませんが鍋島岳の噴火以前と考えられています。
■ 池田・山川の3D画像 池田・山川の南東側から見た画像になります。

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
■ 池田・山川の3D地質図 池田・山川の南東側から見た画像になります。

池田火山
Nbd:鍋島岳溶岩ドーム、Ika:池田湖火山灰、Yps:山川火砕サージ堆積物、Imc:池底・鰻池マール堆積物、Ikp:池田火砕流堆積物、Isd:仙田溶岩
指宿火山
Iun:上野溶岩、Iwd:鷲尾岳溶岩ドーム、Iiz:池底溶岩、Ikm:清美岳溶岩ドーム、Ikr:唐山スコリア丘、Ibf:指宿層、Itd:辻ノ岳・久世岳溶岩ドーム、Itk:竹山溶岩、Igy:権現山成層火山体、Ifk:福元火砕岩類、Iyg:山川湾溶岩
地質図は川辺・阪口(2005)をデジタル化したデータを用いました。標高モデルはASTER GDEMを用いました。
■ 池田・山川の3D画像 池田・山川の北側から見た画像になります。池田湖、鏡池、水無池、鍋島岳が活火山です。

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
引用文献
川辺禎久・阪口圭一(2005)5万分の地質図幅「開聞岳」,地質調査所
5万分の1地質図幅「開聞岳」ベクトルデータ(バージョンv01)産業技術総合研究所地質調査総合センター,https://datastore.gsj.jp/