活火山の3D画像 開聞岳
開聞岳は成層火山と山頂部を構成する溶岩ドームからなります。最大標高は924m（標高点）です。開聞岳の形成が始まったのはおよそ4000年前で、それ以降度重なる噴火で成層火山が形成されました。 歴史時代には874（貞観16）年、888年（仁和元）年の噴火記録があり、888年の噴火により山頂の溶岩ドームが形成されています（藤野・小林，1997）。
■ 開聞岳の3D画像 開聞岳の南東側から見た画像になります。
標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
■ 開聞岳の3D地質図 開聞岳の南東側から見た画像になります。
885年噴火噴出物
885d：885年溶岩ドーム、885l：885年溶岩流、885s：885年スコリア丘、885ｐ：885年スコリア丘、Tsl：田ノ岬溶岩
885年噴火以前の噴出物
874p：874年火砕流・土石流堆積物、kme：開聞岳主火山体、Ykl：横瀬溶岩、Ykp：横瀬火砕丘噴出物、Jcl：十町溶岩、Ksl：開聞岳南溶岩、Hsl：鼻瀬溶岩、Mbl：松原田溶岩、Ksb：川尻凝灰角礫岩
地質図は川辺・阪口（2005）をデジタル化したデータを用いました。標高モデルはASTER GDEMを用いました。
■ 開聞岳の3D画像 開聞岳の北側から見た画像になります。
885年噴火噴出物
885d：885年溶岩ドーム、885l：885年溶岩流、885s：885年スコリア丘、885ｐ：885年スコリア丘、Tsl：田ノ岬溶岩
885年噴火以前の噴出物
874p：874年火砕流・土石流堆積物、kme：開聞岳主火山体、Ykl：横瀬溶岩、Ykp：横瀬火砕丘噴出物、Jcl：十町溶岩、Ksl：開聞岳南溶岩、Hsl：鼻瀬溶岩、Mbl：松原田溶岩、Ksb：川尻凝灰角礫岩
地質図は川辺・阪口（2005）をデジタル化したデータを用いました。標高モデルはASTER GDEMを用いました。
引用文献
藤野直樹・小林哲夫（1997）開門岳火山の噴火史．火山，42，195-211．
川辺禎久・阪口圭一(2005)５万分の地質図幅「開聞岳」，地質調査所
５万分の１地質図幅「開聞岳」ベクトルデータ（バージョンv01）産業技術総合研究所地質調査総合センター，https://datastore.gsj.jp/