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活火山の3D画像 弥陀ヶ原

弥陀ヶ原火山は立山火山と呼ばれることもあります。山頂部は立山カルデラ付近にあったと推定されますが、度重なる崩壊により失われています。現在噴出物が残っているのは主に室堂平・弥陀ヶ原付近と五色ヶ原付近になります。 弥陀ヶ原火山の完新世の活動は主に地獄谷周辺での水蒸気噴火と硫黄流出が記録されています。
火山活動とは別になりますが、1858(安政5)年の飛越地震により鳶山付近で山体崩壊が発生しました。崩壊土砂は岩屑なだれとなって常願寺川を流下し富山平野でも被害が発生しました。

■ 弥陀ヶ原の3D画像 弥陀ヶ原の南側から見た画像になります。

弥陀ヶ原の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

■ 弥陀ヶ原の3D地質図 弥陀ヶ原の南側から見た画像になります。

弥陀ヶ原の3D地質図

Tm:玉殿溶岩、Tg:天狗山溶岩、Km:国見岳溶岩、Mm:美松平溶岩、Mt:松尾峠溶岩、Ni:二ノ谷溶岩、Zr:ザラ峠溶結火砕岩、Sp:称名滝火砕流堆積物、Ws2:鷲岳上部溶岩、Ws1:鷲岳下部溶岩、Mz:水谷溶岩、Ds:多枝原谷溶岩、Ar:有峰トンネル溶岩

地質図は原山ほか(2000)をデジタル化したデータを使用しました。

標高モデルはASTER GDEMを用いました。

■ 弥陀ヶ原の3D地質図 弥陀ヶ原の北西側から見た画像になります。

弥陀ヶ原の3D地質図

Tm:玉殿溶岩、Tg:天狗山溶岩、Km:国見岳溶岩、Mm:美松平溶岩、Mt:松尾峠溶岩、Ni:二ノ谷溶岩、Zr:ザラ峠溶結火砕岩、Sp:称名滝火砕流堆積物、Ws2:鷲岳上部溶岩、Ws1:鷲岳下部溶岩、Mz:水谷溶岩、Ds:多枝原谷溶岩、Ar:有峰トンネル溶岩

地質図は原山ほか(2000)をデジタル化したデータを使用しました。

標高モデルはASTER GDEMを用いました。

■ 弥陀ヶ原の3D画像 弥陀ヶ原の西から見た画像になります。 弥陀ヶ原の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

■ 立山カルデラの3D画像。立山カルデラの西から見た画像になります。1858(安政5)年の飛越地震により鳶山付近で山体崩壊が発生し、鳶崩れと呼ばれます。崩壊土砂は湯川谷を流下し、常願寺川を塞き止め天然ダムを形成しました。 その後塞き止め部分が決壊し、洪水が発生し富山平野で被害が生じました。崩壊土砂の一部は、多枝谷や湯川流域に残されています。

弥陀ヶ原の3D画像

標高モデルはASTER GDEMを用いました。

■ 火口湖 ミクリガ池

ミクリガ池

■ 地獄谷と立山連峰

ミクリガ池

引用文献

原山智・高橋浩・中野俊・苅谷愛彦・駒澤正夫(2000)立山地域の地質.地域地質研究報告(5万分の1地質図幅),地質調査所, 218p.

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