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活火山の3D画像 草津白根山

草津白根山は成層火山と山頂部の火砕丘からなる最高標高2160mの活火山です。草津白根山の活動はおよそ200万年前に始まったと考えられています。この時期の噴出物はわずかに残るのみで長期間の休止期に浸食されたと考えられています。 70万年前には活層を再開し、休止期を挟みながら成層火山が作られました。1万年前以降は新期溶岩類の流出と山頂付近の火砕丘を作る活動が行われています。1万年前以降の活動は頻繁に行われており、2018年1月23日には本白根山で噴火があり、人的被害も発生しています。

■ 草津白根山の3D画像 草津白根山の北側から見た画像になります。

草津白根山の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

■ 草津白根山の3D地質図 草津白根山の北側から見た画像になります。

草津白根山の3D地質図

T:新第三紀安山岩類、YL:横手溶岩類、Ho:洞口溶岩、Op:太子火砕流

古期溶岩類
 Ud:独活ヶ沢溶岩、Ko:米無溶岩

中期溶岩類
 Ab:青葉溶岩、Hb:平兵衛池溶岩、Sn:白根溶岩、二子山溶岩円頂丘

NV:入道沢火砕流、v:火山灰層、YP:谷沢原火砕流

新期溶岩類
 Mt:本白根溶岩、DM:大名沢溶岩、Kg:香草溶岩、Fr:振り子沢溶岩、Iz:石津溶岩、Ss;殺生溶岩、Ms:本白根山頂溶岩、Mg:水釜溶岩円頂丘

火砕丘群
 Y:弓池火口堆積物、M:本白根火砕丘、逢ノ峰火砕丘、S:白根火砕丘、KM:香草泥流

地質図は宇都ほか(1983)をデジタル化したシェープファイルを用いました。

標高モデルはASTER GDEMを用いました。

■ 草津白根山の3D地質図 草津白根山の南東側から見た画像になります。

草津白根山の3D地質図

地質図は宇都ほか(1983)をデジタル化したシェープファイルを用いました。

標高モデルはASTER GDEMを用いました。

■ 草津白根山の3D画像 草津白根山の東側から見た山頂付近の画像になります。殺生溶岩(写真中央)、香草溶岩(写真右)には新鮮な溶岩堤防、溶岩しわが発達しています。 草津白根山の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

■ 山頂部の火口 奥が湯釜、手前が涸釜 草津白根山の3D画像

■ 弓池と逢ノ峰 草津白根山の3D画像

引用文献

宇都浩三, 早川由紀夫,荒牧重雄,小坂丈予(1983)草津白根火山地質図 1:25,000. 火山地質図 03,地質調査所.

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