活火山の3D画像 榛名山
榛名山は成層火山と山頂部の溶岩円頂丘からなる最高標高1449mの活火山です。榛名山の活動はおよそ50万年前に始まり24万年前にかけて古期榛名山を形成しました。休止期を挟んで5万年前から新期榛名山を形成する活動が始まり、 火砕流流出、カルデラ形成、榛名富士、水沢山(浅間山)などの溶岩円頂丘を形成しました。最も新しい活動は西暦525年から550年の間の二ッ岳の噴火で二ッ岳溶岩円頂丘が形成されました。
■ 榛名山の3D画像 榛名山の南側から見た画像になります。

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
■ 榛名山の3D地質図 榛名山の南側から見た画像になります。

Ohv:古期榛名火山噴出物(主に火砕物)、Ohl:古期榛名火山噴出物(主に溶岩流)、Ohf:古期榛名火山扇状地堆積物、Hf:榛名富士溶岩、Jg:蛇ヶ岳溶岩、Sm:相馬山溶岩、My:行幸田溶岩:Mz:水沢山溶岩、Yhl:新期榛名火山扇状地堆積物、 Spb:二ッ岳渋沢火砕流堆積物、Ipf:二ッ岳伊香保火砕流堆積物、Fl:二ッ岳溶岩、Vh3:6世紀以前の堆積物、Vh6:6世紀の堆積物
地質図は下司・竹内(2012)をデジタル化したシェープファイル、中野ほか(1998)を用いました
標高モデルはASTER GDEMを用いました。
■ 榛名山の3D画像 榛名山の北東側から見た山頂付近の画像になります。
標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
引用文献
下司信夫・竹内圭史(2012)5万分の地質図幅「榛名山」,地質調査所.
中野俊・竹内圭史・加藤碵一・酒井彰・浜崎聡志・広島俊男・駒澤正夫(1998)20万分の1地質図幅「長野」.地質調査所.