活火山の3D画像 八幡平
八幡平山頂付近には八幡沼はじめ円形の火口と考えられる沼が点在します。火口周辺で見つかった水蒸気噴火による火山灰層の年代測定から、およそ7300年前と1万年前に噴火活動のあったことが明らかにされています。
■ 八幡平3D画像 八幡平の南から見た画像になります。

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
■ 八幡平の3D地質図

C1:鴨田山外輪山溶岩、C2:石山溶岩、C3:大長根下部溶岩、C4:丸森凝灰岩、C5:大黒森集塊岩、C6:大谷地溶岩、C7:大長根溶岩、C8:茶臼岳溶岩、C9:岩畑山溶岩、C10:前森山溶岩、H1:菰の森集塊岩、H2:湯田又川溶岩、H3:倉形溶岩、 H4:八幡平西下部溶岩、H5:畚岳溶岩、H6:八幡平溶岩、H7:源太森溶岩・安比岳溶岩、H8:安比岳知恵ノ沢溶岩
地質図は、河野・上村(1964)をデジタル化し編集しました。
標高モデルはASTER GDEMを用いました。
■ 八幡平3D画像 北西側から見た画像になります。

1997年5月11日澄川温泉付近で水蒸気爆発が発生し、これに伴い地すべりが発生し土砂は岩屑なだれとなって流下しました。現在でも鮮明な地すべり地形が残されています。
画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
標高モデルはASTER GDEMを用いました。
引用文献
河野義礼・上村不二雄(1964)5万分の1地質図幅「八幡平」及び説明書.地質調査所.
和知剛・千葉達朗・岡田智幸・土井宣夫・越谷信・林信太郎・熊井修一(2002)八幡平火山起源の完新世テフラ.地球惑星科学関連学会合同大会予稿集,V032-P005.