活火山の3D画像 渡島大島
渡島大島は標高732mの活火山です。1741年から1742年(寛保元年から二年)にかけての噴火では、降下火砕物噴出に続いて山体崩壊、溶岩流出のあったことが歴史記録から明らかになっています。1741年七月十九日に発生した山体崩壊に伴う津波では、 北海道日本海沿岸部で1236人の死者が記録されています。津波は青森県、秋田県、山形県、北陸地方でも観測されました(北海道史)。
■ 渡島大島の3D画像 渡島大島の北西側から見た画像になります。

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
■ 渡島大島の3D地質図

Hl:東山下部溶岩、Hu:東山上部溶岩、Nl:西山下部溶岩、Nm:西山中部溶岩、Nu:西山上部溶岩、Ne:西山噴出物、Cc:中央火口丘溶岩、Cp:側火口溶岩
標高モデルはASTER GDEMを用いました。地質図は、勝井・佐藤(1970)をデジタル化しました。
引用文献
勝井義雄・佐藤博之(1970)渡島大島地域の地質.地域地質研究報告(5万分の1地質図幅).地質調査所.