活火山の3D画像 ニセコ
ニセコ火山群は雷電山、目国内岳、白樺山、シャクナゲ岳、チセヌプリ、ニトヌプリ、イワオヌプリ、ニセコアンヌプリなどからなります。西北西-東南東方向に配列し、東側の火山ほど新しい傾向があります。 最新の活動はイワオヌプリの約7千年前の水蒸気噴火・マグマ噴火です(奥野,2003)。
■ ニセコ火山群の3D画像 ニセコ火山群の南側から見た画像になります。

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
■ ニセコ火山群の3D地質図

b:基底噴出物、W1・W2・W3・W4:ワイスホルン噴出物、N1・N2・N3・N4・N5:ニセコアンヌプリ噴出物、S1・S2:しゃくなぎ山凝灰岩、Sp:しゃくなぎ山軽石質凝灰角礫岩、Cs1・Cs2:しゃくなぎ山溶岩、Sa:しゃくなぎ山溶岩円頂丘、Na:新見溶岩、Cn1・Cn2:ニトヌプリ溶岩、 C1:日の出泥流、C2:長沼泥流、C3:湯本溶岩、C4:旭台溶岩、C5:舞台状溶岩、C6:溶岩円頂丘(C1からC6はチセヌプリ噴出物)、I1・I2・I3:イワオヌプリ噴出物、g:火山砕屑物および崖錐
標高モデルはASTER GDEMを用いました。地質区分は広川・村山(1955)、国府谷・土居(1961)によります。図幅の境界付近は一部編集しています。
■ ニセコ火山群の3D画像 ニセコ火山群の西側から見た画像になります。

■ 湯本温泉から見たニトヌプリ
引用文献
広川治・村山正郎(1955)5万分の1地質図幅「岩内」及び説明書.地質調査所.
国府谷盛明・ 土居繁雄(1961)5万分の1地質図幅「狩太」及び説明書.北海道立地下資源調査所.
奥野充(2003)ニセコ・イワオヌプリ,大雪山・旭岳,屈斜路・アトサヌプリにおける最新噴火の年代学的研究,北海道における完新世火山の火山活動特性の評価.平成12年度~平成14年度科学研究費補助金研究成果報告書,13-23.