活火山の3D画像 米丸・住吉池
米丸火山、住吉池火山はともにマールで、米丸火山の火口は堆積物により埋め立てられ水田として利用され、住吉池は水が蓄えられています。住吉池の噴火では主に降下スコリアを噴出し、米丸火山の噴火ではベースサージが流出しています。 噴火年代は、8,100-8,200年前で、噴出物の上下関係から住吉池火山がやや古いとされています。
■ 米丸・住吉池の3D画像 米丸・住吉池の南西側から見た画像になります。

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。
■ 米丸火山ベースサージ堆積物の分布

森脇ほか(1986)をデジタル化しました。標高モデルはASTER GDEMを用いました。
引用文献
森脇広・町田洋・初見祐一・松島義章(1986)鹿児島湾北岸におけるマグマ水蒸気噴火とこれに影響を与えた縄文海進.地学雑誌,95,94-113.
森脇広・松島義章・町田洋・岩井雅夫・新井房夫・藤原治(2002)鹿児島湾北西岸平野における縄文海進最盛期以降の地形発達.第四紀研究,41,253-268.