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活火山の3D画像 霧島山

霧島山は、およそ20の成層火山・火砕丘・マールから構成されています。最高標高は韓国岳の1700mです。霧島火山は古期霧島火山、新期霧島火山に区分され、古期霧島火山はおよそ30万年前以前、新期霧島火山はそれ以降に形成されています。 記録によると歴史時代の噴火活動は活発で、主に御鉢と新燃岳で行われています。最新の噴火は2011年1月、新燃岳の中規模マグマ噴火で、大きな噴石による被害が発生しています。

■ 霧島山の3D画像 霧島山の南側から見た画像になります。

霧島山の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

■ 霧島山の3D地質図 霧島山の南側から見た画像になります。

霧島山の3D地質図

a:完新統、L:低位段丘堆積物、M:中位段丘堆積物、H:高位段丘堆積物、f:扇状地堆積物
 6300年前以降
Io:硫黄山火山、Kd:韓国岳岩屑なだれ堆積物、Oh:御鉢火山、Mi:御池火山、Fd:不動滝火山、Tk:高千穂火山
 25000年前-6300年前
Nk:中岳火山、Sm:新燃岳火山、Ks:甑岳火山、Kr:韓国岳火山、Ro:六観音御池火山、Ii:飯盛山火山、Mr:丸岡山火山
 10万年前-25000年前
Hy:夷守岳火山新期山体、Hd:夷守岳岩屑なだれ堆積物、Ho:夷守岳火山古期山体、Ft:二子石火山、On:大浪池火山、Sy:白鳥山火山新期溶岩、So:白鳥山火山主山体,Oy:大幡山火山新期溶岩、Oo:大幡山火山主山体、En:えびの岳火山、Ry:龍王岳火山
 30万年前-10数万年前
Ss:獅子戸岳火山、Yn:湯之谷岳火山、Yd:矢岳火山、Un:1046.9m火山、Ku:栗野岳火山、Yk:噴出源不明新期霧島火山噴出物、Eb:烏帽子岳火山
Ok:古期霧島火山噴出物
KG:加久藤層群、IT:入戸火砕流、KV:加久藤火山岩類、SS:四万十累層群

地質図は井村・小林(2001)をデジタル化したデータを用いました。標高モデルはASTER GDEMを用いました。

■ 霧島山の3D画像 霧島山の南東側から見た画像になります。左側の火口から、大浪池、新燃岳、韓国岳、琵琶池、大幡池

霧島山の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

■ 霧島山の3D画像 霧島山の南側から見た画像になります。左から、新燃岳、中岳、御鉢、高千穂峰

霧島山の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

■ 鹿児島空港から見た霧島山

霧島山の3D画像

■ 新燃岳 新湯付近から

霧島山の3D画像

引用文献

井村隆介・ 小林哲夫(2001)霧島火山地質図1:50,000.火山地質図11,地質調査所.
「霧島火山地質図 1:50,000」ベクトルデータ 産業技術総合研究所地質調査総合センター,https://gbank.gsj.jp/datastore/

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