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活火山の3D画像 アカンダナ山

アカンダナ山は、焼岳・白谷山とともに、新期焼岳火山群を形成する活火山です。アカンダナ山はおよそ1万年前に活動を開始したと考えられています。最新の活動はアカンダナ円頂丘を形成したものですが、詳しい年代は分かっていません。
白谷山は活動時期がおよそ2.6万年前から1万年前とされており、アカンダナ山より古い火山と考えられています(及川,2002)。

■ アカンダナ山の3D画像 アカンダナ山の北側から見た画像になります。

アカンダナ山の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

■ アカンダナ山の3D地質図 アカンダナ山の北側から見た画像になります。原山(1990)によります。

アカンダナ山の3D地質図

焼岳火山
Np:中尾火砕流堆積物、Lh:細池溶岩、Dy:焼岳円頂丘溶岩、Lsb:下掘沢溶岩、Pn:中ノ湯火砕岩類、Lku:黒谷溶岩
アカンダナ火山
La:外輪山溶岩、Da:円頂丘溶岩、Pa:火砕岩類
白谷山火山
DS:円頂丘溶岩、Ps:火砕岩類
Hd:一重ヶ根土石流堆積物、Hp:平湯川火砕流堆積物

地質図は原山(1990)をデジタル化したデータを使用しました。

標高モデルはASTER GDEMを用いました。

■ アカンダナ山の3D地質図 及川(2002)によります。

アカンダナ山の3D地質図

焼岳火山
Np:中尾火砕流堆積物、Yd:焼岳円頂丘溶岩、Sl:下掘沢溶岩、Hd:細池円頂丘溶岩
アカンダナ火山
2109:2109m溶岩、Ap:アカンダナ火砕岩類、Atl:安房峠溶岩、Adl:安房谷溶岩、1909:1909m溶岩
白谷山火山
Hp2:平湯川火砕流堆積物2、Hp1:平湯川火砕流堆積物1、UP:上地ヶ根火砕流堆積物、Srp:白谷山火砕岩類、Sd1,2,3,:白谷山円頂丘溶岩類1,2,3

地質図は及川(2002)をデジタル化しました。

標高モデルはASTER GDEMを用いました。

■ 福地温泉付近から見た白谷山(中央)とアカンダナ山(右)。

白谷山とアカンダナ山

引用文献

原山智(1990)上高地地域の地質.地域地質研究報告(5万分の1地質図幅),地質調査所,175p.
及川輝樹(2002)アカンダナ山火山群の地質-火山発達史と噴火様式の特徴-.地質学雑誌,108,615-632.

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