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活火山の3D画像 伊豆鳥島

伊豆鳥島は半径約2.7kmのほぼ円形の火山島で、最大標高は硫黄山の394mです。伊豆鳥島の北の海底には東西約7km、南北約8kmのカルデラがあり、伊豆鳥島はこのカルデラの外輪山になります。 伊豆鳥島は活動記録が多く残されています。1902(明治35)年8月の爆発的噴火では全住民125名が犠牲になりました。1939(昭和14)年の噴火では山頂付近から溶岩が流出し海岸まで達し、山頂には火砕丘が形成されました。

■ 伊豆鳥島の3D画像 伊豆鳥島の東側から見た画像になります。

伊豆鳥島の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

■ 伊豆鳥島の3D地質図 伊豆鳥島の東側から見た画像になります。

明神礁カルデラの3D画像

T1:成層火山本体、T2:1902年以前の火砕岩、T3:1902年以前の噴石丘、T4:1902年以前の溶岩流、T5:1939年の噴石丘、T6:1939年の溶岩流

地質図は高田・湯浅(1990)をデジタル化しました。標高モデルは標高モデルはASTER GDEMを用いました。

■ 伊豆鳥島の3D画像 伊豆鳥島の北西側から見た画像になります。

伊豆鳥島の3D画像

標高モデルはASTER GDEM、画像は国土地理院オルソ画像を用いて作成しました。

引用文献

猪間収三郎(1902)鳥島破裂実検記.地学雑誌,14,360-640.
大森房吉(1903)鳥島の破裂概報.震災予防調査会報告,43,4-24.
高田亮・湯浅真人(1990)1:200,000地質図「八丈島」.地質調査所.

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