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無人航空機ドローンによる空撮

大谷崩

大谷崩は静岡県の安倍川支流大谷川上流部にある大規模崩壊地です。富山県立山カルデラにある「鳶崩れ」、長野県姫川上流域の「稗田山崩れ」とともに日本三大山崩れの一つです。大谷崩は1707年に発生した宝永地震で崩壊したことが知られていますが、 梅ヶ島村誌、大河内村誌によると1530年に崩壊したことが記されています。それ以降地震や大雨で崩壊が拡大したと考えられます。
大谷崩は七段乗越沢、一の沢、二の沢、三の沢、本谷に大きく区分されます。空中写真判読によると七段乗越沢が地形的には新鮮で最も新しい崩壊の可能性があります。記録によると最新の大規模崩壊は1707年の宝永地震によるものですので、七段乗越沢がこれに該当するという仮説が成り立ちます。

大谷崩

3D地図 基盤地図情報数値標高モデル5mメッシュ、国土地理院オルソ画像2016年を使用。

七段乗越沢の3D画像

空中写真判読では、七段乗越沢の崩壊地の背後には山頂緩斜面が広がり線状凹地が認められます。山頂緩斜面や線状凹地は大規模崩壊につながる地形であることから、過去に大規模崩壊が発生した可能性、今後大規模崩壊が発生する可能性があると判断されます。

国土交通省より特定飛行(目視外飛行)の承認を得て撮影しています。

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